ディンギーメンテ、とっておきのコツ教えます!


ディンギーヤードで仕事をしていると、学生さんたちがやっていることで、気になることがいくつかあります。
たとえば工具の使い方一つとっても、


・「もっと、こうすれば、簡単にできるのに」
・「その工具じゃなくてこの工具を使えば、、、」
・「その工具の使い方、危険!」・・・


また、いろんなトラブルも目にします。
ほんのちょっとのことで解決できること。
点検を怠ったために、あるいは、発生したトラブルへの対処方法を間違ったために何十万もするものをオシャカにしたりすることもあります。

このページでは、ほんのちょっと、これさえ知っておけば、大事にならずにすむこと、そして知っておくといい裏技など紹介してみたいと思います。

2010年1月23日

ボルト、ナット用工具、これだけあればOK!


ボルトナットで固定してある箇所もいくつかありますよね。
よく見かけるのは、プライヤーやペンチでナットをはさんで、ねじのピッチの合ってないドライバーで手の平を傷めながら必死にねじを締めたり、緩めたりしている光景。


ディンギーの場合、


●4mm~5mmのねじ用の+ドライバー(ある程度、柄の部分の長さがあるもの)
●6mmの頭の少し大きい+ドライバー
●7,8,10mmのスパナ


があれば、ほとんどのボルトナットに対応できます。

手を傷めながら、四苦八苦してボルトナットと格闘しなくても適切な道具を使えば簡単にできます。
そして、値段の高いドライバーセットやスパナセットなんか買わなくても、ホームセンターで売っているバラ売りのもので充分です。

2008年2月22日

工具は正しく使おう!

◆ドリル
たとえば、マストにリベットを打つ。マストに穴をあけて何かを取り付ける場合。電動ドリルで穴をあけますよね。 ここでもたまに見かけるのは、切れないキリで、ドリルをぐるんぐるん回しながら無理やり穴をあけている光景。 例えば、5mmのキリでも無理やりあけているので、穴は確実に5mmより大きくなってしまっています。 リベット用には、4.8mmのキリであけますが、たった0.1mm穴が大きくなっても、リベットの効きが悪くなってしまいます。 だめになったキリでやっていてもいつまでたっても穴はあきません。それどころか、適切な大きさの穴があかなくて、リベット部分の強度が落ちて、肝心なときにトラブルの原因になります。

・電動ドライバーは、垂直にまっすぐ立てて、穴をあける。 ・なるべくマストに使うキリは別にマスト専用としてとっておく。 ・ステンレスに穴をあける場合には、必ずステンレス用のキリを使う。

たった、これだけのことに気をつけるだけで、何十万もするものをダメにしないで済むのです。
◆サンダー(グラインダー)
何かを削る作業に使うサンダー。 FRPの修理のときに金属用のサンダー(グラインダー)を使っているのをたまに見かけます。 グラインダーにサンディングディスクをつけて使用します。
◆リベッター(ハンドリベッター)

リベットをとめるリベッター。
コツは、リベットを打ち込むものに対して、リベッターを強く押し当て固定して、リベットを引き切ること。
少しでもすきまやガタがあると、リベットの効きが悪くなります。
※マストには、モネルのリベットを使うこと。アルミのリベットを使うと電触してしまいます。

リベットの打ち方

2008年2月22日

80円をケチって、15万をオシャカにする!

マスト周りには、リベットでとめてあるものがたくさんあります。
リベットでとめてあるところに少しでもガタがあったら、すぐにリベットを飛ばして、新しいリベットに打ち直しましょう。そのままにしておくと、リベットの穴が大きくなって、強度もなくなり、やがてはマストを傷めてしまいます。
1本80円のリベットをケチって、15万のマストをオシャカにすることにもなりかねません。
リベットどめしてある艤装品類は、少しのガタもなくぴったりと取り付けてあってはじめてその強度が保証されているのです。
大切な艇を傷めないためにも、練習前後に点検することをおススメします。ちょっとでもおかしいと不安に感じたら、横着しないで点検、交換することで、長持ちさせることができるのです。「お金がないなら点検しろ!」ですね。
 
●点検箇所
・マスト(特にリベット部分)
・ブームバング
・ジブハリのシーブボックス
・グースネック
・スプレッダーのブラケット周り
・マストヒール
・ハリヤードのシーブがスムーズに回転しているか、磨耗してないか
・ワイヤー周り
・サイドステー
・ワイヤーとターミナルの付け根、錆や切れかかってないか
・船体部分のボルトナットの緩み
・ …etc

2008年2月22日

ハリヤードが下りない、動かない!

ハリヤードのトラブルもけっこう多いですね。
ハリヤードが下りない、動かないといって何十分も無理やり引っ張ったりしている光景を目にします。
ここで言いたいのは、「横着しない」ということです。
すぐにマストを倒して、マストトップを確認してください。横着してマストを立てたまま処理しようとしても、うまくいきません。必ず原因があるはずですし、仮に、そのまま(たまたま)動くようになったとしても、その原因を取り除かないまま、海に出るのは非常に危険ですし、船を傷めることになります。手間でもマストを倒した方が結局早くトラブルを解決することが多いものです。
さて、ハリヤードが動かない原因。けっこう多いのは、シーブが磨耗してシーブとシーブボックスの間に(通常では入りこまない)隙間ができてしまって、そこにハリヤードがはさみ込まれてしまうケースが考えられます。もしマストを倒してみて、そんな状況だったら、シーブボックスの交換が必要ですね。

2008年2月22日

古くなってこびりついたステッカーやラインテープをはがす!(裏技)

艇体に国際信号旗のステッカーとか貼っていますよね。古くなってくると色あせたりして、貼り代えたくなりますね。
また、ラインテープやその他のカッティングシートなどのステッカー類をはがすとき、どうしてますか?
大体、ステッカーはがしとか、アセトンとかガソリンなどを使ったり、スクレッパーでこさげて一生懸命はがしている光景もたまに見かけます。
しかし、古くなったシールやステッカー類は、なかなかうまくはがれません。そこで知っているようで知らない裏技を紹介します。
髪の毛を乾かす「ドライヤー」を使ってみてください。ドライヤーでステッカーをあぶり、熱を加えながらはがしてみてください。きれいにはがれるはずです。

2008年2月22日

これは痛い!ある意味ドレンプラグより大切な点検。

ハッチカバーを買いにくる学生がたまにいます。
「なぜこんなものを」と思うのですが、「沈したときに流した」という場合がほとんどです。
このハッチカバー、上方から締めるので、締めたつもりがちゃんと締まってなくて、上側だけねじ溝にはまっていて、実は下側はうまくねじ溝にはまってない場合がけっこうあるのです。何もないときはいいのですが、風が上がって沈したときなどに流してしまうのです。
純正品は、¥5,618もするのですよ!
お金のない(失礼)、学生諸君にとって、 これはホントーに痛い!
出艇前、ある意味ドレンプラグよりしっかり確認しなければならないところではないでしょうか?

2008年2月22日